2017年5月12日金曜日

地面も言葉も疑いながら

 地に足をつけろ、という言葉があります。『考え方や行動が堅実・着実で、裏付けがしっかりしているさま』とのことです。©広辞苑。現実を見ろ、とか夢見がちになるな、あたりが類義語だと思います。こう思うことも不思議といえば不思議ですよね。地面に立っていれば現実的でしょうか?座ったり、寝転がったりしていた方が安定するし、身体も疲れないです。ちょっとくたびれてバランスを崩したりしたら、もう足なんて信用できません。


 夢見がちになるな、というのも気になります。大変リアルな夢だってあるでしょう。僕は今朝、大好きな歌手で既に解散してしまったGARNET CROWが復活ライブを行う!というニュースを聞かされる夢を見て、狂喜した瞬間に目が覚めました。起きてもしばらくそれが夢だと信じられなかったくらいです。物凄くリアルで、本当にニュースサイトの映像を見ているかのようでした。レイアウトなんていかにもそれらしくて、新しい舞台用の衣装を着たメンバーが映っていて……。『現』に『事実』としてあることが現実といいます。あの瞬間、確かにこの夢は僕にとっての事実でした。確かに裏付けこそないですが、夢見がちになっても考え方や行動が無軌道になったりはしないのでは?


 同人活動を始めて、ブログを書くようになって、こういう言葉の細かい意味が気になるようになりました。ちょこちょこと記事にもしているので、気づかれているかもしれません。語弊があって、自分の意図が伝えられないようでは困ってしまいますから。正しくて分かりやすい言葉を使いたいものです。安直な考えですけれど。


 一方で、どんなに様々な多くの言葉を費やしても伝えられないものもあるだろう、という思いもぬぐえません。それが本当かどうか確かめるために文章を連ねたいものです。

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