2017年5月8日月曜日

Kids-MGMTがテーマ曲

 子供があまり好きではありません。いきなり暗い!これは身体的な意味(幼児体型、など)でも、精神的な意味でも(子供っぽい、とか)あります。一言で言ってしまうと、人間に見えないからです。

 前者の観点からだと、子供の身体というのは少々アンバランスだと思います。お腹なんかぽこんと飛び出ているし、3,4歳だと、4頭身くらいですよね。身体に対して頭が大きすぎます。ちょっと力を入れられたらいきなりぽきりと折れてしまいそうで、どきどきしてしまうのです。脳が成長し過ぎた副作用ではないかと勘ぐってしまいます。

 子供のこころもよく分かりません。どう動きたがるか予測がつかない。いきなり走り出してどこかにいってしまうことなんて日常茶飯事でしょう。言うことも遠慮や歯止めというものを知りません。さっきまで何かについて騒いでいたと思ったら、もう興味を失って他のことをしている。人間というより、野生の動物のような気がしてしまいます。世のお父さんお母さんには頭が下がります。

 色々考えると、子供が自分を型に押し込めて、形をどうにかこうにか整えたものが大人、人間と思えるものなのかもしれません。社会で暮らすため、他人と一緒に過ごすため、自分を押し固めて我慢して過ごす。そうすることでようやく人間として認めてもらえる。その間に消して、目をそらしてきた衝動や気持ちの残骸の上に立って。そうやって選び取ってきたものと、踏みつけてしまったもの、どちらが本当の自分でしょうか……。なんてね。

 そうは言っても、身体が大きくなったらもう子供として扱ってくれないのが昔の普通だったはずです。ある年になったら、刺青を入れたり、割礼をしたりして、その瞬間からもう大人、なんてのは今でも続けられている風習だそうですし。痛みに耐えられないような弱いものは共同体で生きる資格がない。どうしたら大人か、人間か、なんてのは余裕のある時代の感傷ですね。


家の近所の古墳。昔の子供はどうしつけられたのか、とか気になりませんか?


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